トピックス
保健師と事務職はベストパートナーになれるか
中村 譲治
1
1NPO法人ウェルビーイング
pp.301-304
発行日 2005年4月1日
Published Date 2005/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401100067
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近年,保健師を取り巻く環境は大きく変化してきている.環境の変化に伴い,保健師の業務範囲も介護保険,福祉,子育て支援担当部署等に広がってきている.このような流れの中,保健師は行政職員としての政策立案能力,ならびに保健専門技術分野に関する高度な実践力を身につけることが要求されている.
一方,保健師と共に仕事を行っている事務職は,“保健師の思い”を反映させた地域の保健・福祉事業の具現化のために,法制と財政の専門家として業務を行っている.今後,保健師をはじめとした専門職と事務職とのパートナーシップがより重要になると考えられる.
今回,ある県の自治労の依頼で「保健師と事務職員が良好な関係を保ち,新しい時代に対応した仕事をするために相互に必要な能力は何か」,「そのために必要な条件や組織内の環境はどうあればよいのか」について調査した.本稿にてその結果の一部を報告する.
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