パネルディスカッション「縦横無尽の高度な老年看護の実践」のねらい

Aim of the Panel Discussion ; “Free and Active Advanced Gerontological Nursing Practice”

　日本老年学会第28回学術集会のパネルディスカッション2「縦横無尽の高度な老年看護の実践」は，岡本充子氏（社会医療法人近森会），上野優美氏（横浜市立みなと赤十字病院），後藤智美氏（生協浮間診療所），髙原昭氏（元姫路獨協大学）による発表と中島紀惠子氏（日本老年看護学会名誉会員）によるコメントおよび，ディスカッションから構成されたオンデマンドのプログラムであった．

　超高齢社会において，高齢者が看護・医療サービスを受ける場は幅広い．これまでに，それぞれの時代，さまざまな場において，老人看護専門看護師，認知症看護認定看護師，診療看護師といった老年看護の高度な専門性を有し新しい役割を担う人々が活躍してきた．また，日本老年看護学会における老年看護の研究や教育も高齢化が進展するなかで着実に進歩してきた．