連載 本当の退院支援ってこういうこと・2
地域で暮らすにあたり、必要なお金をどうする?
戸田 竜也
1
1一般社団法人SCRAP&BUILD
pp.66-72
発行日 2026年1月15日
Published Date 2026/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134327610290010066
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退院支援の出発点は、「正しい患者」をつくることでも「完璧な計画」を立てることでもなく、こちらも揺らぎをかかえたまま、生きる人と〈余白〉を共有することだという趣旨を連載第1回目に記した。
その〈余白〉に身を置き、病棟の外側にある地域のリアルに耳を澄ませると、まず聞こえてくるのは症状の語りよりも財布の底の音である。電気を止めないこと、明日の食事があること、家賃を払えること。これらは「治療」の外側に見えて、実は退院支援のど真ん中にある条件だ。

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