特別記事
—大切にされる経験を循環させる—病棟とアウトリーチとが共同で織りなす“安心の社会”
梁田 英麿
1
1東北福祉大学せんだんホスピタル包括型地域生活支援室
pp.60-64
発行日 2026年1月15日
Published Date 2026/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134327610290010060
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変化の兆しは地域から
今も多くの人たちが、社会的に排除されたような暮らしを余儀なくされている。日本では、とりわけ統合失調症を中心とした精神の苦しみを抱えた人たちが、長いこと社会的隔離の状態に置かれてきた。
こうした状況を打破し、どんなに重い精神障害のある人でも、その人が暮らしたい場所で暮らせるように、地域で生活を支えようとする試みが広がってきている。まだ十分ではないものの、専門職による支援体制だけでなく、最近では当事者によるピアサポートや市民による居場所づくりなどの互助の力も広がりつつあるようだ。

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