連載 ベルリン演劇留学記—演劇とケアの濃密な時間・3【最終回】
ドキュメンタリーとレパートリーの交点
野村 眞人
1
1レトロニム
pp.524-528
発行日 2025年11月15日
Published Date 2025/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134327610280060524
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休憩とアイスコーヒー
演出家の野村眞人です。ベルリンでは劇場がシーズンオフに入りました。フォルクスビューネという劇場では、ふだん上演作品のタイトルを張り出している横断幕がタバコの絵に代わり、その左右に張り出される縦幕には休憩を意味する「Pauseパウゼ」という言葉が書かれていました。劇場が街に対して幕間を告げるセリフを喋っているようです。
個人的にも研修の折り返しを迎え、また第2回執筆時に住んでいた家から引っ越しをして、新しい生活が始まりました。新しい街に移ると、いつも居心地の良い喫茶店を近所で探すことから生活を始めます。今回は、すぐ近所の住宅街の一角に、ローカルな雰囲気の気持ちの良い店を見つけることができ、とてもラッキーでした。いまも、大きな窓のそばの、いつもの席に座ってアイスコーヒーができあがるのを待っています。

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