感情ノート

1.

　このノートを持って、あなたに会いに行きます。それは「感情ノート」と自分で名付けた、1〜2分で描く絵に一言を添える絵日記のようなものです。さらっと描けば、集中力がなくてもできます。描きたいと思ったときに描きます。無理をすると良くないから。楽しいのがいいです。わたしは正直に描こうと努めていますが、いつもどこかで、おもしろくしようと必死です。そのまま描こうとすると、どうもしんどいというだけになってしまいます。それではつまらないと思いました。しんどい状況に小さい穴でも開けられたら、息がしやすいかなと思ったのです。

　あなたは「感情ノート」をいつも楽しんで見てくれます。自分一人でも、おもしろくできると思っていました。でも二人でいっしょにみたら、心地いい風がわたしを通りすぎて、吹きぬけていくようです。わたしは人と共有する豊かさを知ったのだと思います。あなたもそう感じてくれていたらうれしいです。