特集 “偶然性”に本質を見出す人たち 安全基盤でこそ何かが起こる!
—「ムジナ」と「こら研」、2つの福祉施設の取り組み—たまたま自律しながら、うっかり自立する
鞍田 愛希子
1,2
1就労継続支援B型事業所「ムジナの庭」
2自立訓練(生活訓練)事業所「こらだ環境研究所」
pp.388-391
発行日 2025年9月15日
Published Date 2025/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134327610280050388
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関西出身の私が、東京へ引っ越し、ご縁あって精神保健福祉の世界に触れるようになり、12年目になります。いまは、スタジオジブリのある小金井市で、2つの福祉施設を運営しています。就労支援を行う「ムジナの庭(以下、ムジナ)」と、生活訓練を行う「こらだ環境研究所(以下、こら研)」です。
ムジナとこら研という2つの福祉施設の運営を通じて、ケアの現場における「偶然」や「たまたま」の重要性と可能性を強く実感してきました。私が、「偶然」や「たまたま」について考えるようになったのは、学生時代のアートを巡る出会いと、植木屋時代や個人で植物教室を開催していた頃の体験に原点があるように思います。その原点を振り返りつつ、ムジナとこら研について紹介させていただきます。

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