特集 訪問看護のカスハラ、どうする? どうしてる!
コラム|私の事業所ではこんなカスハラ対策をやっています!
「これってハラスメント?」に気づけない現場を変える
貞方 初美
1
1在宅看護センター だんわ
pp.374-375
発行日 2025年9月15日
Published Date 2025/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134170450300050374
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事業所で行っているカスハラ対策
私は日本財団が行う企業家育成研修を受講・修了し、2020年に当事業所を開設しました。研修修了生は、財団が運営するネットワークに参加でき、日々の業務に役立つさまざまな情報を交換できます。財団ネットワークでは、カスハラに関するワーキンググループ(WG)も活動しており、当事業所ではカスハラ対策として、WGが作成したアンケートポスター(図)を事業所内に貼り、カスハラという問題があることを周知しています。
また対策として、管理者と出勤者や出勤者同士が顔を合わせられるように、朝礼や訪問後の申し送りを実施しています。訪問看護は直行直帰の事業所が多くあり、その数はコロナ禍を経て増えています。採用面接で応募者から「直行直帰ですか?」と聞かれたこともありますが、当事業所では現在のところ導入していません。当事業所では基本的に一人で訪問に行き、スタッフ間のやり取りが限られているため、今後も直行直帰は導入しない方針です。
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