特集 訪問看護のカスハラ、どうする? どうしてる!
コラム|私の事業所ではこんなカスハラ対策をやっています!
ひとりで抱え込まない・抱え込ませないチーム作り
赤瀬 佳代
1
1訪問看護ステーション晴
pp.372-373
発行日 2025年9月15日
Published Date 2025/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134170450300050372
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事業所で行っているカスハラ対策
「カスハラは組織全体で向き合うべき課題だ」という認識が広まる中、当事業所では❶マニュアルの整備、❷定期的な研修の開催、❸情報共有のための事例検討会の開催、❹孤立させないためのサポート体制の構築を行っています。❶〜❹に共通して大切なのが、“抱え込まない・抱え込ませない”ように、皆で共通認識を持ち、カスハラに対応することです。こうした方針を採ることで、職員から「理不尽な場面でも一人じゃないと感じられる」といった声が寄せられました。
また、皆が安心して働けるように、利用者には「自宅であると同時に看護師の働く場でもあり、お互いが気持ちよく関わりを継続できるように、一緒に考えてほしい」と伝えています。それでも改善されない時は、毅然と対応するしかありません。
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