連載 CROSSROAD
「独楽作りおよび紙団子作り」授業
益田 昭吾
1
1東京慈恵会医科大学・微生物学講座第2
pp.86-87
発行日 2007年1月25日
Published Date 2007/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100603
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ある看護専門学校では,「生命科学I」で,近くの川から採集された微小生物の観察をはじめとして学生自身の細胞からDNAを生成するなど,ミクロな視野からも生命を考えさせようという授業を組んでいる。このような基礎的教育は,将来看護師になったときに間接的ではあっても大いに役に立つものであろうと考える。
筆者は普段から「生命科学I」で展開されている講義に興味をもっていた。ある日,たまたまそのなかの1時限の授業をする機会を与えられたので,日頃考えている題材を用いて実習的講義を行ったところ,考えていた以上に手応えを得ることができた。ここでは授業の紹介と授業中に気づいたいくつかの点について論じてみたいと思う。
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