特集 研究と現場の実践から見えた! 看護小規模多機能型居宅介護の現在地とこれから向かう先
レポート
一軒家の想いを受け継いだ看多機
株式会社ケアーズ 坂町ミモザの家
pp.282-290
発行日 2025年7月15日
Published Date 2025/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134170450300040282
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元利用者さんのご家族から土地を貸してもらった
——まず初めに、看多機を始めた時の経緯を教えてください。
秋山 事業所がある場所には元々、一軒家が建っていて、とある方が一人で住んでいたんです。その方は当社が運営する白十字訪問看護ステーションの元利用者さんのご家族で、その一軒家が建っていた土地の所有者でした。同居のご家族が亡くなりご自宅に一人で暮らすことになったのですが、一人で住むには広く、ご本人から「地域貢献のために協働したい」とご要望がありました。そこで、その土地を貸してもらい建物を建てて、看多機をつくった、というのが始まりです。

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