徹底分析シリーズ はじめてでもわかる心筋保護—麻酔科医のためのガイドラインの核心
del Nido心筋保護液の紹介—心臓麻酔の臨床プライマー
結城 公一
1
,
三輪 晃士
2
Koichi YUKI
1
,
Koji MIWA
2
1ボストン小児病院 麻酔科
2ボストン小児病院 外科
pp.926-928
発行日 2026年9月1日
Published Date 2026/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134088360330090926
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del Nido心筋保護液は新生児の心臓用に作られた唯一の心筋保護液である。先天性心疾患新生児の心臓は,術前からストレスに曝されており,虚血,細胞内カルシウムの上昇により弱い。こうした点に鑑み,del Nido心筋保護液は1990年代にピッツバーグ大学のdel Nidoらによって開発され,北米の小児心臓手術で広く使用されている1)。また最近は成人手術でも使用されつつある。
本稿では,Dr. del Nidoとの個人的な交流(図1)および文献をもとに,del Nido心筋保護液の特徴をまとめる。

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