徹底分析シリーズ ファシアの科学—痛みの治療と手術における新たな視座
西洋医学と東洋医学をつなぐファシア—経穴・経絡とファシアの相同性に迫る
須田 万勢
1
Masei SUDA
1
1諏訪中央病院 リウマチ膠原病内科
pp.236-241
発行日 2026年3月1日
Published Date 2026/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134088360330030236
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筆者は,エコーガイド下ファシアハイドロリリースultrasound-guided fascia hydrorelease(US-FHR)を約10年施行している。US-FHRの治療対象となるファシアの重積部位は,東洋医学の経穴(いわゆる「ツボ」)と対応していることが多い。例えば,上部僧帽筋のfascial painの圧痛点は「肩井」というツボと高頻度で一致する。このことから筆者は,東洋医学の経穴・経絡という(西洋医学者にとっては)神秘的な概念をファシアの文脈で説明できる可能性を模索してきた。
本稿では,その探求の一部を紹介しつつ,経穴・経絡とファシアの相同性に迫りたい。そのためには,まず経穴・経絡という概念を「東洋医学的に」知るところから始める必要がある。

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