徹底分析シリーズ ロボット手術2nd Phase
ロボット支援下食道癌手術〜麻酔科医の視点から—一つ一つ丁寧に取り組むことが安全で正確な医療の提供につながる
滝西 史麻
1
,
柚木 一馬
1
Shima TAKINISHI
1
,
Kazuma YUNOKI
1
1神戸市立医療センター中央市民病院 麻酔科
pp.1180-1183
発行日 2025年12月1日
Published Date 2025/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134088360320121180
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食道癌に対するロボット支援下手術は2018年に保険収載されて以降,年々その割合が増加している。精密な手術操作や患者に対する低侵襲性などさまざまなメリットを有する反面,麻酔管理では長い手術時間や特殊な体位,ロールイン後の患者へのアクセス制限,確実な分離肺換気の維持,反回神経モニタリングの実施など,多くの困難を伴う。
本稿では,ロボット支援下食道癌手術における神戸市立医療センター中央市民病院(以下,当院)での麻酔管理の現状や工夫について具体的に述べる。

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