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特集 消化器外科領域におけるロボット手術の最前線
ロボット支援食道癌手術
Robot-assisted minimally invasive esophagectomy
大塚 耕司
1
,
村上 雅彦
1
Koji OTSUKA
1
,
Masahiko MURAKAMI
1
1昭和大学食道がんセンター
キーワード:
ロボット支援食道癌手術(RAMIE)
,
食道癌
,
半腹臥位
Keyword:
ロボット支援食道癌手術(RAMIE)
,
食道癌
,
半腹臥位
pp.471-476
発行日 2024年2月10日
Published Date 2024/2/10
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28806471
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急速にロボット手術の適応が拡大され,食道癌手術においても多くの施設で行われている.筆者らは,標準胸腔鏡手術は左側臥位・頭側モニターで行っているが,その利点は上縦隔から頭側への郭清における微細解剖の把握と剝離の容易性である.ロボット支援食道癌手術(RAMIE)では半腹臥位,4ポート,助手ポートなしで施行し,左側臥位の利点を生かして反回神経麻痺の軽減を主体に安全に遂行するための工夫を行っている.エネルギーデバイスの選択は最も重要で,神経損傷をケアするために先端形状が細い鉗子のバイポーラを用いて行っている.本稿では,当センターのロボット支援手術の手技について,筆者らの取り組みを解説する.
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