特集 更年期世代への支援が持続可能な組織をつくる 看護管理者のウェルビーイング
周閉経期の症状に関する研究から考えるライフコースアプローチの視点—女性ホルモンの影響による更年期以降の疾病の予防・治療に資するライフコース研究および日本ナースヘルス研究(JNHS)における更年期に関する研究より
長井 万恵
1
1群馬大学食健康科学教育研究センター
pp.864-868
発行日 2025年10月10日
Published Date 2025/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091713550350100864
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女性は初経から妊娠・出産,閉経まで,女性ホルモンの変動によるさまざまな症状を経験する。特に更年期には,エストロゲンの減少に伴うさまざまな症状が現れるとともに,現時点では女性ホルモンの変動が明確な原因であることは示されていないものの,周閉経期に増加する症状があることも示唆されている。
本稿では,40代後半から50代にかけて増加する症状について,日本ナースヘルス研究(Japan Nurses' Health Study:JNHS)の研究成果から紹介するとともに,ライフコースアプローチ的視点から女性の健康について考える。

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