特集 卵巣Up to Date
閉経期以降の卵巣機能
高橋 俊文
1
,
鈴木 大輔
1福島県立医科大学ふくしま子ども・女性医療支援センター
キーワード:
Androgens
,
Estrogens
,
脂質異常症
,
骨粗鬆症
,
予後
,
卵巣機能検査
,
卵巣腫瘍
,
閉経後
,
視床下部-下垂体-卵巣系
Keyword:
Androgens
,
Prognosis
,
Postmenopause
,
Osteoporosis
,
Ovarian Function Tests
,
Ovarian Neoplasms
,
Estrogens
,
Dyslipidemias
pp.924-929
発行日 2021年8月1日
Published Date 2021/8/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021278877
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女性のライフステージは卵巣機能の変化に伴い進行する。閉経期では卵巣内での原始卵胞の枯渇により、周期的な女性ホルモンの産生は低下するが、卵巣内では依然としてアンドロゲン産生が継続している。閉経後の卵巣機能の主役は、エストロゲンからアンドロゲンに交代する。アンドロゲンは5種類あり、副腎、卵巣、その他の末梢組織で産生または代謝され、アンドロゲンまたはエストロゲン活性を示す。閉経後の卵巣から産生されるこれらのホルモンは骨代謝や脂質代謝と関連している。
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