特集 包括的食支援における看護の役割 診療報酬改定を契機に,看護サービスの質を再考する
—【実践報告】関西メディカル病院の取り組み—時代を読む—患者の生きる力を支える看護管理者の役割/[コラム]ICUにおける摂食機能療法の実践と展望/[コラム]内科病棟でのミールラウンド実施の効果と今後の展望
杉原 多可子
1
,
岸本 真由美
2
,
佐野 宣子
3
1社会医療法人純幸会関西メディカル病院 看護部
2社会医療法人純幸会関西メディカル病院 ICU
3社会医療法人純幸会関西メディカル病院 内科病棟
pp.128-135
発行日 2025年2月10日
Published Date 2025/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091713550350020128
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急性期医療の現場では,命を救う身体的治療が優先される一方で,患者の生きる力を支えるケアの必要性が見落とされがちである。本稿では,二次医療圏における地域医療支援病院および救急告示医療機関を診療機能とする関西メディカル病院の患者の生活・意思決定を支える包括的食支援の取り組みを振り返る。また,「KTバランスチャート(KTBC)」を活用した摂食機能療法の実践の紹介とそこから得られた成果を基に,看護管理者の視点から患者の生きる力を支えるケアについて考察する。
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