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特集 ルックスケアと作業療法—外見支援から広がる生活と社会参加
高齢者と化粧行為—加齢とともに変化するニーズと支援の可能性
Cosmetic behavior among the elderly: Changing needs and support possibilities with age
池山 和幸
1,2,3
Kazuyuki Ikeyama
1,2,3
1株式会社資生堂 みらい開発研究所
2東京都立大学大学院
3東京薬科大学
pp.130-133
発行日 2026年2月15日
Published Date 2026/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091513540600020130
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Key Questions
Q1:高齢者はなぜ化粧をしなくなるのか?
Q2:高齢期でも続けられる化粧行為とは?
Q3:高齢期に化粧がもたらす価値とは?
はじめに
リハビリテーションの現場で出会うクライエントにこのような質問をした場合,どのような返答がくるだろうか.
「あなたが初めてお化粧をしたのはいつですか?」
「○○のときは,どんな化粧が流行っていましたか?」
「最近,肌の手入れ(スキンケア)やメイクアップはしていますか?」
七五三,就職活動,結婚式,急性期,回復期,慢性期等,さまざまなライフイベントのすぐそばに化粧がある.女性には年齢分の化粧歴があり,その化粧は,心身機能や生活環境に関する情報とひも付いているといっても過言ではない.
本稿では,化粧を単に「見た目をよくするための行為」という視点から,「生活行為支援・機能訓練のための手段」という視点に高め,リハビリテーションの現場で「化粧」を活用した,より質の高い作業療法(ルックスケア)が実践できるように,事例や科学的エビデンスを基に紹介する.

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