Japanese
English
実践報告
COVID-19流行下での「オンラインモノづくり教室」を通してみえた高齢者の潜在能力
COVID-19 potentials of the elderly seen through “Online Manufacturing Class” under the pandemic
永井 邦明
1
,
川﨑 一平
2
,
原田 瞬
2
,
佐川 佳南枝
2
,
近藤 敏
1
Kuniaki Nagai
1
,
Ippei Kawasaki
2
,
Shun Harada
2
,
Kanae Sagawa
2
,
Satoshi Kondo
1
1令和健康科学大学
2京都橘大学
キーワード:
高齢者
,
オンライン
,
モノづくり
Keyword:
高齢者
,
オンライン
,
モノづくり
pp.1267-1271
発行日 2025年10月15日
Published Date 2025/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091513540590111267
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Abstract:COVID-19の流行下に活動範囲が狭くなる高齢者の活動と参加を在宅で促進する手段として,高齢者の自宅と大学をオンラインでつないだ「オンラインモノづくり教室」を立ち上げた.活動の開始にあたっては,オンラインの活用に心理的・技術的な課題が確認されたため,高齢者がオンライン環境で活動できるようにパソコン操作やオンラインの講習を実施し,講師の手元の映像を配信しながらつくり方を教示できる配信環境を整える等の支援を行った.開催は月1回の頻度で18回行われた.結果,全員がオンラインでの取り組みに参加でき,以前に行っていた別の活動をオンライン環境下で自発的に再開する等,一連の取り組みが高齢者の潜在能力を引き出すきっかけになった.また,「モノづくり」は多様な種目があるため,長期にわたって頻回に実施しやすい特徴があると思われた.

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