提言
ハンドセラピィの敷居を下げる—初学者支援と専門性向上の両立を目指して
堀江 翔
1
Sho Horie
1
1金沢大学附属病院 手外科
pp.1170-1171
発行日 2025年10月15日
Published Date 2025/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091513540590111170
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はじめに
作業療法士として整形外科の手外科領域に従事し,専門作業療法士(手外科),認定ハンドセラピストとして北陸地方で研究会を主催する中で,一つの大きな課題に直面している.それは「ハンドセラピィは敷居が高い」,「ハンドセラピィは難しくて付いていけない」という参加者からの声である.この声は決して少数派の意見ではなく,研究会参加者の減少傾向という現実として表れている.本稿では,この課題に対してわれわれが取り組んでいる初学者支援の実践を報告し,ハンドセラピィ領域の裾野拡大について述べたい.
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