提言
未来への懸け橋として
稲富 惇一
1
Junichi Inatomi
1
1高知健康科学大学
pp.1072-1073
発行日 2025年9月15日
Published Date 2025/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091513540590101072
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数年前から「よりよい作業療法士の未来,そしてよりよい社会のために,私自身ができること,私たちの世代ができることは何だろうか」と考えるようになりました.きっかけは,上の世代の方々が作業療法士の未来に尽力する姿や,同世代の作業療法士が作業療法の知識・技術を活かして社会課題に取り組む姿を間近で見させてもらったこと,さらに先輩方から仕事を任され,想いを託されることも増えたことでした.
そうした経験から,自分自身に何ができるのか,仲間と何を成し遂げられるのか,自問自答する日々が続き,今私の中でいくつかの答えが少しずつ出てきました.そのうちの一つが,「私が与えてもらった機会を,今度は私が次の世代に手渡し,先輩方の想いを後輩につないでいくことが,よりよい作業療法士の未来,そしてよりよい社会につながるのではないか」という考えです.
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