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特集 アフターコロナ時代の作業療法の可能性—作業で紡ぐ人の健康と幸福
コロナ禍における精神障害領域の作業療法と今後の展望
Occupational therapy in mental health during the COVID-19 pandemic and future prospects
山本 敦子
1
,
四本 かやの
2
Atsuko Yamamoto
1
,
Kayano Yotsumoto
2
1関西医科大学総合医療センター
2神戸大学大学院
pp.345-348
発行日 2025年4月15日
Published Date 2025/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091513540590040345
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Key Questions
Q1:新型コロナウイルス感染症による精神障害領域の作業療法への影響は?
Q2:コロナ禍における精神障害領域の作業療法での工夫とスタッフのケアは?
Q3:アフターコロナに何ができるのか?
はじめに
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行は,感染拡大防止目的に人と人の物理的な距離の確保を促し,外出・経済活動を制限し,人々の生活全般に大きな影響を与えた.精神科リハビリテーションは緊急性のないサービスと見なされ,定期的な医療を必要とする精神障害者がサービスを受けることができない状況が生まれた1).種々の感染対策という制限の多い生活の中で,精神障害領域の作業療法に何が起きていたのか? そして各現場の作業療法士はどのような工夫や対応をしていたのか? アフターコロナで重要なことは,引き続きの感染予防策の実行と,同様の事態が起きた際の備えである.そこで本論では,関西医科大学総合医療センター(以下,当院)での対応を振り返りつつ,コロナ禍の精神障害領域の作業療法に関する先行研究を基に作業療法士の実践を俯瞰し,経験からの学びを活かし,今からどのような準備ができるかを考えたい.

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