Close-up 褥瘡と理学療法—予防から管理・治療への展開
理学療法士が知っておくべき褥瘡の基礎知識
植村 弥希子
1
Mikiko UEMURA
1
1関西福祉科学大学保健医療学部リハビリテーション学科
キーワード:
圧縮応力
,
せん断応力
,
引っ張り応力
,
寝たきり高齢者
Keyword:
圧縮応力
,
せん断応力
,
引っ張り応力
,
寝たきり高齢者
pp.676-680
発行日 2026年6月15日
Published Date 2026/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091505520600060676
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褥瘡の概要
褥瘡は身体に持続的に加わった外力が原因で生じる慢性潰瘍であり,局所に対する長時間の圧迫やずれ力によって血流が阻害され,皮膚の発赤や潰瘍として発生する.褥瘡の発生要因は自重によるものと医療関連機器によるものとがあり,前者は自重関連褥瘡,後者は医療関連機器褥瘡と呼ばれている.褥瘡は外力の存在なしには発生しないため,褥瘡予防・治療の第一選択は外力の除去・軽減である.
褥瘡発生の要因は個体要因と環境・ケア要因に大別され,それらの共通要因として外力,湿潤,栄養,自立が挙げられる(図1)1).褥瘡予防・管理では,これらの要因をすべて考慮する必要がある.

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