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編集後記
加藤 浩
pp.248
発行日 2026年2月15日
Published Date 2026/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091505520600020248
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2月号をお届けします.新年から2号連続で変形性関節症に焦点を当て,1月号で変形性膝関節症,2月号で変形性股関節症を取り上げました.本邦における変形性膝関節症患者は約2530万人とされ,人口の約21%(40歳以上の有病率では約55%)と推定されています.同様に,変形性股関節症患者は約16%とされ,超高齢社会を迎えたわが国において,その対策は喫緊の課題となっています.両疾患に共通する問題点として,疼痛,荷重能力低下,跛行,運動制限(関節拘縮),筋力低下(廃用性筋萎縮)などが挙げられ,これらはADLやQOLを著しく低下させる要因となります.本邦では,2023年5月に「変形性膝関節症診療ガイドライン2023」が,2024年5月には「変形性股関節症診療ガイドライン2024(改訂第3版)」が発刊されました.いずれも8年ぶりの改訂となります.これらガイドラインは,両疾患に対する最新のエビデンスを整理し,理学療法の実践的指針を提示する内容となっています.
Close-upでは,臨床疫学を取り上げ,その基本的な考え方と実践方法についてわかりやすく解説していただきました.連載では「文献収集と管理」が今回で最終回となります.全15回分の内容を小冊子としてまとめておけば,文献検索の手引き書として臨床,研究で役立つかと思います.「COVID-19パンデミック後の変革」は,今回はクリニック編です.そのほかにも,「臨床理学療法に活かす生理学」や,巻頭カラー連載など盛りだくさんの内容となっています.

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