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編集後記
加藤 浩
pp.128
発行日 2026年1月15日
Published Date 2026/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091505520600010128
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本誌は今年,創刊60年目という節目を迎えました.10年前に創刊50周年を記念して掲載した座談会では,「あのとき語られた10年後の現実とこれから」というテーマのもと,理学療法の未来について語られました.あれから10年,臨床や研究の現場は大きく変化し,理学療法の役割もより多様化しています.本誌の企画や特集を通して,その変化と現状を振り返るとともに,これからの理学療法の方向性について,編集委員皆で理学療法に対する思いを語り合いました.10年の歩みを振り返りつつ,私たちが強く感じるのは,理学療法は学問として,技術としてまだ発展途上の段階であり,成長できるポテンシャルが無限にあるということです.本誌を手に取ってくださる読者の皆さまとともに,知識と技術を深化させ,よりよい臨床を追求していきたい.その思いこそが,座談会や編集の原動力となっています.
60巻最初の特集では,1, 2号続けて変形性関節症をテーマに最新の診療ガイドラインに基づく実践的指針やエビデンスを整理しています.また,Close-upでは神経難病における終末期支援や多職種連携の重要性をあらためて確認し,連載「臨床理学療法に活かす生理学」では,身体機能や適応メカニズムを生理学の視点から再整理し,臨床判断の質を高めるヒントを提供しています.巻頭連載では,変形性膝関節症の超音波画像評価,その他,「COVID-19パンデミック後の変革」,「文献収集と管理」,「臨床実習サブノート」など情報が満載となっております.

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