特集 慢性炎症と運動療法—運動による炎症制御の可能性
運動と慢性炎症—改善効果と作用機序
川西 範明
1
Noriaki Kawanishi
1
1千葉工業大学先進工学部（運動免疫学）
キーワード：
運動トレーニング
,
MASH
,
慢性炎症
,
マクロファージ
,
T細胞
Keyword:
運動トレーニング
,
MASH
,
慢性炎症
,
マクロファージ
,
T細胞
pp.1415-1420
発行日 2025年12月15日
Published Date 2025/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091505520590121415
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Point
●持久的運動は肥満誘導性の脂肪組織や骨格筋などの組織局所の慢性炎症を抑制する
●持久的運動は肝臓局在性のマクロファージの浸潤抑制と機能変化を介して代謝機能障害関連脂肪肝炎（metabolic dysfunction associated steatohepatitis：MASH）の病態（肝線維化）の進行を軽減する
●持久的運動は脂肪組織，骨格筋におけるマクロファージやT細胞のフェノタイプ（表現型）の変動を引き起こす
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