特集 血流と理学療法
血流低下から生じる痛みやだるさに対する理学療法の効果
大住 倫弘
1
,
重藤 隼人
2
Michihiro OSUMI
1
,
Hayato SHIGETOH
2
1畿央大学大学院健康科学研究科
2京都橘大学健康科学部理学療法学科
キーワード:
慢性疼痛
,
痛み
,
血流
Keyword:
慢性疼痛
,
痛み
,
血流
pp.810-814
発行日 2025年7月15日
Published Date 2025/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091505520590070810
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Point
●疼痛誘発物質の蓄積が,筋の痛みやだるさを生じさせる.特に慢性腰痛者における脊柱起立筋の血流低下は痛みと関連がある
●慢性腰痛者では屈曲-弛緩現象の消失や空間的バリエーションの乏しい筋収縮が観察され,これが血流低下ないしは痛みを引き起こす
●ストレッチや有酸素運動によって筋血流が改善され,疼痛軽減や活動性向上に寄与する

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