連載 薬剤と理学療法・第3回
パーキンソン病治療薬
宇田川 雄也
1
,
船木 麻美
1
Yuya UDAGAWA
1
,
Asami FUNAKI
1
1亀田総合病院薬剤部臨床薬剤科
pp.347-352
発行日 2025年3月15日
Published Date 2025/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091505520590030347
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パーキンソン病の本邦での有病率は10万人に約100〜180人とされる1).主に50歳以上で発症することが多く,65歳以上では100人に約1人と高齢者に多い病気である1).パーキンソン病は緩徐に進行する疾患であり,主な治療は薬物療法であるが,リハビリテーションを合わせて行うことで症状のさらなる改善が期待できる2).一方でパーキンソン病患者の症状悪化や治療変更の影響により,リハビリテーションをうまく進めることができない事例も散見する.以下にパーキンソン病の薬物治療がリハビリテーションの進行に影響を与えた症例を挙げる.

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