内科医がおさえておくべきパーキンソン病診療のポイント
新規パーキンソン病治療薬
西川 典子
1
1愛媛大学 大学院薬物療法・神経内科学
キーワード:
Apomorphine
,
Levodopa
,
抗Parkinson病剤
,
Parkinson病
,
ドラッグモニタリング
,
Zonisamide
,
Istradefylline
,
Carbidopa-Levodopa
Keyword:
Antiparkinson Agents
,
Apomorphine
,
Levodopa
,
Parkinson Disease
,
Drug Monitoring
,
Carbidopa, Levodopa Drug Combination
,
Zonisamide
,
Istradefylline
pp.259-263
発行日 2016年8月1日
Published Date 2016/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2016309847
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パーキンソン病治療はL-ドパをはじめとするドパミン補充療法が基本であるが,治療開始後数年でウェアリングオフ現象やジスキネジアなどの運動合併症がみられる.持続的ドパミン刺激を達成するためのドパミン系治療薬には,徐放製剤や貼付剤,皮下注射製剤,経腸製剤など,drug delivery systemに工夫のある薬剤が多い.ドパミン系以外の新たな作用機序を有する治療薬として,zonisamideやistradefyllineが上市された.それぞれの薬理特性を理解しながら従来の治療薬と組み合わせて,患者のよりよい生活の質を目指した治療を行う.
©Nankodo Co., Ltd., 2016