書評
Facial Danger Zones日本語版(フェイシャルデンジャーゾーン)[Web動画付]—手術・注入療法・非侵襲機器療法を安全に行うために
松浦 一登
1
1国立がん研究センター東病院頭頸部外科
pp.897
発行日 2025年10月20日
Published Date 2025/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091434910970110897
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最初に本書を手に取った時に「きれいな本だな」といった印象がとても強かった。一見すると美術書のような雰囲気であるが,その表題は『Facial Danger Zones』!
本書は,もともとフェイスリフトを施行する際のリスク回避のために執筆されたものである。われわれ,耳鼻咽喉科・頭頸部外科医にとってはなじみのない手術手技であるが,顔面神経の走行やその保護,顔面の血管走行に重点を置いた記載がされており,その詳細な記載は顔面・頸部の手術をする者にとって新たな発見を与えてくれる。

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