増大号 悩みに答える検査血液学—ひとつ屋根の下の検査と診療をめざして。
4章 凝固
凝固検査による抗凝固療法のモニタリングの実際と限界
藤森 祐多
1
1慶應義塾大学病院臨床検査技術室
キーワード:
ワルファリン
,
ヘパリン
,
直接経口抗凝固薬
,
DOAC
,
プロトロンビン時間
,
PT
,
活性化部分トロンボプラスチン時間
,
APTT
Keyword:
ワルファリン
,
ヘパリン
,
直接経口抗凝固薬
,
DOAC
,
プロトロンビン時間
,
PT
,
活性化部分トロンボプラスチン時間
,
APTT
pp.1238-1241
発行日 2026年10月15日
Published Date 2026/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.048514200700101238
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はじめに
血栓症予防を目的とした抗凝固薬療法は超高齢化社会を迎えたわが国において非常に重要な治療である.生体内における血液の循環は,血液が凝固することによって血管を閉塞しないように,あるいは損傷した血管から出血しないように,凝固線溶に関わる因子の絶妙なバランスのうえに成り立っている.そのため,抗凝固薬によって,凝固線溶系のバランスに干渉することは,血栓症予防というベネフィットがある反面,出血性副作用のリスクを増大させる.したがって,抗凝固薬の効果を正しく評価するためのモニタリングは重要である.

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