今月の臨床 —実臨床でのポイントがわかる—婦人科がん主要レジメンハンドブック
イリノテカン含有レジメン
福田 武史
1
1大阪公立大学大学院医学研究科女性病態医学
キーワード:
塩酸イリノテカン
,
ネダプラチン
,
UGT1A1遺伝子
Keyword:
塩酸イリノテカン
,
ネダプラチン
,
UGT1A1遺伝子
pp.295-302
発行日 2026年4月10日
Published Date 2026/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.038698650800030295
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POINT
《イリノテカン単剤療法》
●イリノテカンは日本発のトポイソメラーゼⅠ阻害薬で,婦人科がんでは子宮頸がんと卵巣がんに保険適用が認められている.
●イリノテカンの特徴的な副作用として下痢があり,適切な支持療法と早期対応が治療継続に不可欠である.
●UGT1A1遺伝子の多型はイリノテカンの代謝能および副作用発現に関与しており,治療前に遺伝子検査を行うことで重篤な毒性発現の予測に役立てることができる.
《ネダプラチン+イリノテカン療法》
●ネダプラチンは腎排泄型白金製剤であり,シスプラチンに比べ腎毒性および消化器毒性を軽減することを目的として開発された.
●単剤療法と同様に,イリノテカンによる下痢にも適切な支持療法と早期対応が必要である.
●イリノテカンおよびネダプラチンは,いずれも血液毒性を有するため,骨髄抑制の発現を注意深くモニタリングする必要がある.

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