増刊号 ―これだけは押さえたい―最重要疾患の病態・診断・治療法
婦人科編
思春期・女性ヘルスケア
体重減少性無月経/神経性やせ症
金谷 真由子
1
1フェニックスアートクリニック
キーワード:
体重減少性無月経
,
神経性やせ症
,
女性アスリート
Keyword:
体重減少性無月経
,
神経性やせ症
,
女性アスリート
pp.128-134
発行日 2025年4月20日
Published Date 2025/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.038698650790040128
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Points
+無月経で受診した症例に対し,体重の変動や食行動・運動習慣を問診し,本疾患を視野に入れて診察・検査を行う必要がある.
+10代〜20代の若年女性での罹患率は約3%と高いが,重症度によっては死亡率も高く,将来にわたり骨をはじめ全身に障害を及ぼす可能性があるため,早期の対応が求められる疾患である.
+ピルで消退出血を起こすことは治療にならず,ホルモン分泌の程度をモニタリングし,必要時には速やかに精神科・心療内科の専門医に繋ぐ必要がある.

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