FOCUS
デジタルクローン技術を活用した患者説明・同意取得業務DXの現状と展望
渡邊 祐介
1,2
,
鈴木 紳祐
3
,
柿坂 達彦
4
,
荒 桃子
4
,
大森 のぞみ
5
,
山本 大輔
6
,
藤田 憲明
7
,
畠山 摩里子
1
,
宮田 健一
8
,
平田 憲子
8
,
稲木 紀幸
6
,
内藤 剛
9
,
武冨 紹信
4
,
佐藤 典宏
1
Yusuke WATANABE
1,2
1北海道大学病院医療・ヘルスサイエンス研究開発機構
2藤田医科大学先端ロボット・内視鏡手術学講座
3藤沢湘南台病院外科
4北海道大学大学院医学研究院消化器外科学教室Ⅰ
5北海道大学病院看護部
6金沢大学附属病院消化管外科
7北海道大学病院麻酔科
8TOPPAN株式会社
9北里大学下部消化管外科
キーワード:
インフォームド・コンセント
,
シェアード・デシジョン・メイキング
,
AI
Keyword:
インフォームド・コンセント
,
シェアード・デシジョン・メイキング
,
AI
pp.158-163
発行日 2026年2月20日
Published Date 2026/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.038698570810010158
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はじめに
医師の時間外労働上限規制が適用され,医師の働き方は制度的転換点を迎えた.これは持続可能な医療提供体制に不可欠である一方,特にキャリア形成期の外科医には大きな影響を与える.ライフイベントの多い世代にとって,手術修練に加え,最新知識の収集や研究・学会活動,専攻医の指導など,成長に欠かせない自己研鑽の時間をどう確保するかが課題である.
さらに,医療安全に対する医師・医療機関・患者を含めた社会全体の意識が高まったことで,説明内容の正確さや丁寧さ,繰り返しの説明機会に対する要求はこれまで以上に強まっている.そのうえ高齢化に伴う理解度の課題や,遠隔地に居住する家族への複数回説明といった要素も加わり,説明業務は質・量ともに増大の一途をたどっている.
本稿では,こうした課題に対する一つの解として,生成AIを活用した「デジタルクローン」による患者説明支援技術を紹介し,その技術的背景と臨床応用事例を通じて,外科領域における説明業務デジタルトランスフォーメーション(DX)の可能性とデジタルタスクシフト/デジタルタスクシェアの意義を検討する.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2029年2月まで)。

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