腹壁ヘルニア修復術道場・12
合併症—術中腸管損傷,メッシュ摘出を含む
松原 猛人
1,2
,
嶋田 元
1,2
Taketo MATSUBARA
1,2
1聖路加国際病院ヘルニアセンター
2聖路加国際病院消化器・一般外科
キーワード:
腹壁瘢痕ヘルニア
,
合併症
,
eTEP
Keyword:
腹壁瘢痕ヘルニア
,
合併症
,
eTEP
pp.1114-1119
発行日 2025年9月20日
Published Date 2025/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.038698570800091114
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はじめに
腹壁瘢痕ヘルニアはその病態が複雑であり,合併症のリスクが高いことが知られている.腸管損傷,メッシュ感染,難治性漿液腫,術後再出血・血腫など,多岐にわたる合併症に対する適切な対応が求められる.
近年,腹膜外修復術に特有のposterior layerの離開やswollen abdomenといった新たな合併症も報告されており,これらへの理解と治療戦略の確立が急務である.
本稿では,各合併症について,その発生機序,リスク因子,診断方法,治療戦略を,実際の症例を基に解説する.

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