学会報告
第57回中国四国リハビリテーション医学研究会—2024年12月1日(日),於:山口県健康づくりセンター
坂井 孝司
1
1山口大学医学部附属病院リハビリテーション部
pp.428-432
発行日 2025年4月10日
Published Date 2025/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.038698220530040428
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1 オーラルフレイルの有無に影響する因子の検討
高知大学医学部附属病院リハビリテーション部
矢野川 大輝,他
今回,下肢疾患に対して整形外科的治療予定の患者64例を対象に,Oral Frailty Index-8(OFI-8)を用いてOFあり・なしの2群に分類し,OFの有無に影響する因子について検討した.ロジスティック回帰分析の結果,OFの有無に影響する因子として筋力発揮時の神経性因子と関連が強いearly rate of force development(RFD,筋力発揮開始時点0msec〜100sec)のみが抽出され,OFの改善には神経性因子を賦活するような神経筋電気刺激療法などが有用な可能性があり,今後検討する必要がある.

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