特集 泌尿器科領域周術期感染症と合併症—ガイドラインからみえる未来予想図
〈各論〉
尿道狭窄に対する尿道形成術—周術期感染対策
柳 東益
1
,
兼松 明弘
1
1兵庫医科大学 泌尿器科
キーワード:
尿道形成術
,
無症候性細菌尿
,
抗菌薬最適化
Keyword:
尿道形成術
,
無症候性細菌尿
,
抗菌薬最適化
pp.1004-1008
発行日 2025年10月20日
Published Date 2025/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.038523930790111004
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
▶ポイント
・無症候性細菌尿の治療は周術期感染症だけでなく,手術成功率に影響する.
・抗菌薬投与期間の最適化は尿道形成術のアウトカムを下げず,耐性菌の産生を抑える.
・「尿道留置カテーテルが入っているから」という理由のみで漫然と抗菌薬を投与することは,慎重に見直されるべきである.

Copyright © 2025, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.