特集 泌尿器科領域周術期感染症と合併症—ガイドラインからみえる未来予想図
〈各論〉
人工異物を使用する手術
藤原 敦子
1
1京都府立医科大学 泌尿器科
キーワード:
中部尿道スリング術
,
経腟メッシュ手術
,
仙骨腟固定術
,
人工尿道括約筋埋め込み術
Keyword:
中部尿道スリング術
,
経腟メッシュ手術
,
仙骨腟固定術
,
人工尿道括約筋埋め込み術
pp.998-1002
発行日 2025年10月20日
Published Date 2025/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.038523930790110998
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▶ポイント
・腹圧性尿失禁や骨盤臓器脱に対し人工異物を挿入する手術が広く行われている.
・適切に手術を行えば手術部位感染(SSI)の頻度は高くはないが,いったん人工異物感染を来すとデバイス抜去を余儀なくされることがあるため,感染予防への十分な配慮が必要である.
・人工異物を用いるからといって術後長期間(24時間以上)の予防的抗菌薬投与にエビデンスはない.

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