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セミナー 泌尿器科領域における手術部位感染・8
泌尿器科領域における術後感染対策 Ⅴ―尿路感染症患者の手術および検査
Urological surgery for patients with urinary tract infection
濵砂 良一
1
Ryoichi Hamasuna
1
1産業医科大学医学部泌尿器科
キーワード:
尿路感染症
,
泌尿器科手術
,
感染手術
Keyword:
尿路感染症
,
泌尿器科手術
,
感染手術
pp.401-407
発行日 2010年5月20日
Published Date 2010/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413102049
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要約 泌尿器科の開放手術において,尿路感染症を合併した状態で手術を行った場合,術後創感染の危険度は高い。これは,術野が感染尿に汚染されることによると考えられている。また,泌尿器内視鏡手術やESWLの際にも,尿路感染症を合併している患者では,術後の有熱性尿路感染症や菌血症の発生率は高い。尿路感染症を合併している患者では,一律に予防的抗菌薬を使用するのではなく,術前より尿路感染症を治療し,また,術中,術後も治療的抗菌薬を使用する必要がある。
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