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2024年10月23日から26日の4日間,Société Internationale d'Urologie(SIU)が主催する第44回国際泌尿器科学会総会がインド,ニューデリーにて開催されました.日本では秋の学会シーズンで日本癌治療学会,日本泌尿器腫瘍学会が開催されていましたが,以前より訪問したかったインドでの学会であり演題応募し参加することとしました.まず参加登録ですが,欧米と違い登録時にパスポート番号の記入が必要になります.登録時にはなぜ必要か不明でしたが,後日パスポート番号が記されたInvitation letterが送付され,e-VISA取得のために必要であることがわかりました.インド内務省,外務省からの書類も一緒に届き,e-VISA申請のサイトからカンファレンスVISAを選択し25米ドルを支払うと1か月の有効期限付きのe-VISA,電子渡航認証(ETA)が翌日発行されました.外務省からの書類には参加国リストが含まれ50か国挙げられていますが,何故かブラジルとイランは黒マーカーで消されており中国はリストの中にありませんでした.学会参加費は筆者はSIU会員ですが,日本はHigh and Upper-Middle Income Countryに分類されるため16万円程度とかなり高額になりました.国別で参加費が違うのは仕方がないと思いつつも,最近の国際学会参加費は少し高すぎるように思います.
空港にてe-VISA用の入国審査へと向かい無事通過すると,タクシーへの勧誘がしつこくやってきます.インドでは言語が不安であり,行先を事前入力できるUber使用を決めていたので,アプリで配車依頼しホテルまで移動となりました.ホテルはデリー中心地付近であり40分程度と表示されますが,インドの交通事情は想像以上に凄まじく,本当に車間距離はない状況でクラクションを鳴らしながらゆっくり進むためかなり時間を要しました.初日は冷や冷やしながらの乗車になりましたが,不思議なもので縦横無尽に走る三輪タクシーのリキシャやギリギリを攻める車線変更も帰る頃には慣れてきました.デリーでの乗用車は圧倒的にスバルが多く,日本車が多く走っています.帰国後調べると,インドではスバルは40%以上のシェアで小型で耐久性に優れているのが人気の秘訣であるようです.
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