学会印象記
第87回 米国泌尿器科学会総会に参加して
小柳 知彦
1
1北海道大学医学部泌尿器科
pp.664-665
発行日 1992年8月20日
Published Date 1992/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900649
- 有料閲覧
- 文献概要
第87回米国泌尿器科学会(AUA)総会は去る5月10日(日)〜14日(木)の5日間にわたって首都ワシントンD.C.で催された.5月のワシントンD.C.は桜のシーズンも終わって初夏を迎える頃で,朝晩はひんやりするものの日中は陽射しも程良く暖かい天気にめぐまれた会期間であった.会場のコンベンションセンターからは歩ける距離にWhite Houseがあり,そのすぐ南には,西にLincoln記念館,東に合衆国議事堂を擁して東西2kmに広がる大公園The Mallがあり,Smithonian博物館を始めとしてワシントンD.C.が誇る名所が近くに多いことから,会期のあい間にこれ等を見物して歩かれた方も多かったと思われる.丁度出発直前にロスアンゼルスで人種問題がきっかけで暴動が起こり心配がなかったわけではないが,さすが首都,度々利用したタクシーも安心して利用出来,時折ホームレスの人を見かけたが,その他は余り治安上不安を憶えることがなかったのは幸いであった.
午前中に全員が一堂に会して聞くplenary ses-sionを行い,午後から各会場に分散して専門各々の口演,ポスター発表が休憩をはさんで2部に分かれて午後5時近くまで行われる形式は例年通りであった.
Copyright © 1992, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.