印象記
第20回国際泌尿器科学会総会
吉田 修
1
,
折笠 精一
2
,
岡田 謙一郎
1
Osamu Yoshida
1
,
Seiichi Orikasa
2
,
Kenichiro Okada
1
1京都大学医学部泌尿器科学教室
2東北大学医学部泌尿器科学教室
pp.792-794
発行日 1985年9月20日
Published Date 1985/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413204136
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
国際学会に出席するときはいつも思う,できるだけ多くのものを吸収してこようと。そして帰途,機上ではいつも反省する,いつたいこの期間に何を得たかと。この反省は,学会の規模が大きければ(たとえば国際癌学会のように),それだけ深刻になる。消化できない部分があまりにも多いからである。
国際泌尿器科学会は,出題数が1,000題程度の中等度の規模である。しかしそれでも,そのすべてに接するのは物理的に不可能であるし,さらに筆者自身が座長をしたり,また筆者の教室からの出題はpriorityがあり,ために興味のある演題が聞けないこともある。本文はウイーンでの学会の学術的な報告というよりは,文字通りの印象記にすぎない。
Copyright © 1985, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.