増大特集 ワクチン開発
Ⅸ.サポート機関(理化学研究所)
RNA転写開始点解析技術によるエンハンサー解析
村川 泰裕
1,2
Murakawa Yasuhiro
1,2
1京都大学高等研究院ヒト生物学高等研究拠点(ASHBi)
2理化学研究所生命医科学研究センター
キーワード:
エンハンサー
,
遺伝子発現制御
,
CAGE法
,
シングルセル解析
,
ReapTEC法
Keyword:
エンハンサー
,
遺伝子発現制御
,
CAGE法
,
シングルセル解析
,
ReapTEC法
pp.514-515
発行日 2025年10月15日
Published Date 2025/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.037095310760050514
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RNAの正確な転写開始点を解析することによって,遺伝子発現とエンハンサー活性を同時に評価できる。本稿では,RNAの転写開始点解析技術の原理を概説し,サポート機関の一員として開発・支援しているCAGE法や,シングルセル解析に対応したReapTEC法を紹介する。免疫担当細胞における包括的なエンハンサーマップを構築し,ワクチン応答における個人差の遺伝的背景の理解に貢献することを目指している。
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