増大特集 ワクチン開発
Ⅱ.フラッグシップ拠点(東京大学)
ラビット抗体技術による次世代中和抗体の創出
丸山 俊昭
1
Maruyama Toshiaki
1
1Abwiz Bio, Inc.
キーワード:
ラビット抗体
,
ファージディスプレイ
,
抗体エンジニアリング
,
抗原親和性
,
変異株対応型中和抗体
Keyword:
ラビット抗体
,
ファージディスプレイ
,
抗体エンジニアリング
,
抗原親和性
,
変異株対応型中和抗体
pp.422-423
発行日 2025年10月15日
Published Date 2025/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.037095310760050422
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ラビット抗体は,ヒトやマウスでは応答しにくい抗原にも高い親和性と特異性を示し,ピコモーラーの親和性を示す中和抗体の獲得が可能である。Abwiz Bioは,この特性を活かし,独自のWizAmpTMおよびRabWizTM技術により,高機能抗体ライブラリーの構築を実現した。更に,ヒト化抗体を起点にCDRを段階的に改変するSTEMTM技術を用い,XBB.1.5,LP.8.1,XEC,KP.3,NB.1.8.1,XFGなどの変異株に対応する中和抗体をリアルタイムに創出している。本技術は,新たな免疫やドナーを必要とせず,迅速な次世代抗体開発を可能にする。
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