増刊号 眼科診療のピットフォールあるある—対応スキル爆上げのヒント
2.角膜・結膜疾患
感染性角膜炎—まず行わなければならない検査はこれだ!
滝 陽輔
1
1名古屋大学大学院医学系研究科眼科学・感覚器障害制御学教室
キーワード:
感染性角膜炎
,
アカントアメーバ角膜炎
,
観察法
,
塗抹・培養検査
Keyword:
感染性角膜炎
,
アカントアメーバ角膜炎
,
観察法
,
塗抹・培養検査
pp.44-49
発行日 2025年10月30日
Published Date 2025/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.037055790790110044
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はじめに
感染性角膜炎は,迅速な診断と適切な治療が求められる視力予後に大きく影響する疾患の一つである1)。しかし,その診療においては見逃しやすいポイントや誤ったアプローチにより治療が遅れ,重篤な視力障害を残すことがある。本稿では,感染性角膜炎診療の現場で陥りやすいピットフォールやあるあるな事例を紹介しながら,適切な初期対応と角膜専門医が重視する診察ポイントを解説する。

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