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要約 目的:プリザーフロ® マイクロシャントが術後早期に露出した1例を報告すること。
症例:79歳,女性。4年前から落屑緑内障の診断で加療されていた。左眼の高眼圧に対して点眼治療となっていたが,眼圧コントロール不良となったため,加療目的に名古屋大学医学部附属病院へ紹介受診となった。初診時の矯正小数視力は右1.0,左0.8で,眼圧は右10mmHg,左24mmHgであった。初診から2週間後にプリザーフロ® マイクロシャント挿入術を施行した。手術翌日,シャントの後端が結膜に接触していたため,シャント後端の上から強膜に押し付けるように10-0ナイロン糸で縫合を追加した。手術から18日後にシャント後部が結膜から露出したため,露出部の被覆目的に再手術となった。結膜縫合糸を外して結膜を再度展開し,シャントの後端が強膜に密着するように10-0ナイロン糸で再縫合し,Tenon囊を眼球後極側から輪部に引き寄せてシャントを再被覆した。周辺部の結膜も寄せて縫合し,露出部の結膜欠損部は10-0ナイロン糸で縫合した。その後の眼圧経過は良好で,再露出は認めていない。
結論:プリザーフロ® マイクロシャントの挿入においては術後露出の合併症があり,高齢の症例においてはTenon囊によるシャントの十分な被覆が露出を防ぐうえで重要となる可能性がある。
Abstract A 79-year-old female with uncontrolled open-angle glaucoma underwent a Preserflo® microshunt procedure. Post-surgery, the shunt made contact with the conjunctiva, requiring additional sutures. The shunt later became exposed, necessitating a re-operation to cover the shunt and reposition the conjunctiva especially mobilizing Tenon's capsule from the posterior aspect of the eye. No recurrence of exposure was observed in follow-ups. This case highlights the potential for postoperative exposure with the Preserflo® microshunt procedure, emphasizing the importance of covering the Tenon's capsule, especially in elderly patients.

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