特集 新型コロナからの教訓—モニタリング報告2025 ファイナルアンサー?
Editorial—今月号の特集について
福田 吉治
1
1帝京大学大学院公衆衛生学研究科
pp.1039
発行日 2025年12月15日
Published Date 2025/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.036851870890121039
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「新型コロナからの教訓—モニタリング報告」は、3年連続、年に一度(12月号)という、これまでになかった特集企画でした。今回(2025年)が最後ということで、サブタイトルに“ファイナルアンサー?”を付けました。コロナ禍で明らかになった課題が、その後の3年間で解決できたのか、できなかったのかの答えを出してみようという意図でした。
本号の論文を読むと、CAICM(内閣感染症危機管理統括庁)やJIHS(国立健康危機管理研究機構)の設置、DX(デジタルトランスフォーメーション)の進展、予防計画等の策定、地域医療体制の確立、人材確保・育成システムやリスクコミュニケーションの推進、都道府県・保健所・市町村の連携など、多くの課題に対して着実に解決策が検討され、実行されてきた様子が分かります。

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