特集 傷害予防—事故による健康被害の予防を目指す公衆衛生アプローチ
傷害予防の国内外の動向と予防に向けたアプローチ
山口 慧太郎
1
,
稲田 晴彦
2
1東京大学医学系研究科公衆衛生学分野 博士課程
2東京大学医学系研究科公衆衛生学分野
キーワード:
予期せぬ傷害
,
3Eアプローチ
,
交通事故
,
転倒転落
,
溺水
Keyword:
予期せぬ傷害
,
3Eアプローチ
,
交通事故
,
転倒転落
,
溺水
pp.386-394
発行日 2025年5月15日
Published Date 2025/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.036851870890050386
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ポイント
◆傷害には予期せぬ傷害と故意の傷害があり、年間約300万人が世界中で予期せぬ傷害によって死亡している。
◆世界では交通事故が最も多く、転倒転落、溺水が次ぐ。交通事故・溺水は減少傾向だが、転倒転落は増加傾向にある。
◆日本では高齢者の転倒転落・溺水・窒息が増加傾向にある。後遺症の観点から子どもの傷害予防の意義も大きい。

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