トピックス
—心房細動の新しい治療法—パルスフィールドアブレーション(PFA)
河村 岩成
1
,
宮﨑 晋介
1
1東京科学大学循環器内科
pp.338-341
発行日 2026年3月1日
Published Date 2026/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.030126110540030338
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はじめに
カテーテルアブレーションは心房細動を含む頻脈性不整脈に対する有効な治療方法であり,これまでは高周波アブレーションやクライオアブレーションなどの熱性エネルギーが広く使用されてきた.特に心房細動に対しては,早期のリズムコントロールへの介入が推奨されるようになり,症候性再発性の発作性心房細動に対するカテーテルアブレーションの推奨度は高い(JCS/JHRSガイドライン Class I)1).技術の進歩に伴い,手技時間の短縮とともに安全性も大きく向上しているが,熱性エネルギーを使用するこれまでのアブレーション方法では,食道傷害や横隔膜神経麻痺などの合併症に対する注意が必要である.特に左房食道瘻はまれな合併症ではあるが,いったん起きてしまうと致死率が高く,重篤な合併症として知られている2).一方,本稿で扱う,パルスフィールドアブレーション(pulsed field ablation:PFA)は非熱性エネルギーによるアブレーション方法であり,組織選択性があることから,食道や横隔膜神経への安全性が高いと期待されている.

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